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夏と秋のあいだ
夏がすぎて養老渓谷に静けさが戻ってきました。秋の紅葉まではまだずっと先ですが、朝晩すこしずつ涼しくなり秋の気配を感じる今日この頃です。でもこの季節は不思議ですね、秋の足音といっしょに、夏もまた名残惜しそうに顔を出します。ときどき蝉が庭の灯りに飛んできたり、アユ釣りのお客様もまだたくさん見られます。夏と秋がちょうど行きつ戻りつ、そんな季節ではないでしょうか。
先日新生姜の赤漬けを仕込みました。萩、すすきをはじめ秋の七草が出始めましたので、仲秋の名月には月見団子とススキを供えてお月見なんていいですね。里芋もおいしくなる頃ですし。さんしょうの実、いちじく、れんこん、梨など…、夏から秋のあいだはそんな移ろう自然と長く楽しめるいい季節かもしれません。
そろそろ、露天風呂からは湯煙が白く見え始めます。洞窟風呂の「天然サウナ」もいっそう《効果》を増してきます。おいしい空気を吸って黒湯に浸かって、すべすべ肌で秋の夜長をじんわりおくつろぎください。
(2008/9月)
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